21日にオープンした兵庫県新温泉町初の道の駅「山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」(同町栃谷)。海や山、里がそろう同町の魅力を紹介し、特産品を販売する拠点として期待される。開業の記念式典では、住民や関係者が施設の完成を祝い、「地域の活性化に貢献できるよう頑張りたい」と誓った。
同道の駅は11月26日に開通する「浜坂道路」の建設に合わせ、新温泉浜坂インターチェンジ近くに整備された。町内の農業や水産、加工関係者でつくる株式会社「特産しんおんせん」が運営する。
町内産のそば粉を使う「春来そば てっぺん」(火曜定休)や、但馬ビーフ料理などの「たじま屋食堂」(水曜定休)、但馬ビーフを中心とした精肉店(同)に加え、野菜や魚介類、加工品の直売所(無休)などが地域の「食」の魅力をPRする。
この日の式典では、岡本英樹町長が「地産地消の推進、6次産業化への展開、情報発信の拠点として、活性化をもたらす施設となるよう指定管理者と連携を図る」と式辞。同社の中村寿弘社長は「地域の特色を生かした道の駅に育て、地域産業に貢献できるよう頑張りたい」と話した。
式典では、諸寄地区の麒麟獅子舞の披露や、関係者によるテープカット・くす玉割り、地元の浜坂南小学校1、2年生による風船飛ばしなどもあった。名誉駅長に就任した生後2カ月の但馬牛の雌「まお」ちゃんも人気を集めていた。同道の駅TEL0796・80・9010
(小日向務)
【出店元】
https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201709/0010575514.shtml