姫路のボランティアグループが水害被災地支援の参加者を募集 がれきの運び出しなど

姫路経済新聞

姫路の災害ボランティアグループ「播州(ばんしゅう)復興隊」が倉敷市真備町の水害被災地での復旧支援活動への参加を現在、フェイスブックで呼び掛けている。

2009年の佐用町水害の際にボランティア活動していた代表の仲村良幸さんの呼び掛けで結成された同グループ。メンバーは会社員、整体師、介護職員、定年退職者など多彩。仲村さんは佐用町の水害以降、岩手県の津波、和歌山県那智勝浦の水害、丹波市の水害、広島の水害、茨城県常総市の水害、熊本地震、福岡県朝倉市の水害など数多くの被災地支援活動に参加してきた。

「真備町の被害がひどく、姫路からも近いので訪問を決めた。周りからも真備町を支援したいという声が多かった」と仲村さん。

初回の支援活動は7月16日に日帰りで行う。同日朝6時に姫路駅南ロータリーを出発、9時~16時の間、現地でボランティア活動を行い、18時30分ごろ姫路駅に帰着する予定。現在、7人が参加予定で、参加者が増えればマイクロバスの利用も検討するという。

当初の1カ月程度は被災家屋の使えなくなった家具やがれきの運び出し、泥出しがメインとなるため、今後もボランティア参加を呼び掛けるという。

仲村さんは「水害ボランティア未経験の方でも、ベテランのメンバーが親切に教えてくれるので大丈夫。体力に自信の無い方でも、体力に合わせてできる作業がある。しばらくは、多くの人手が必要になると思う」と話す。参加費はこれまでの寄付金を活用するため無料としている。

参加者は、事前に地元の社会福祉協議会でボランティア保険に加入し、長靴(要ふみ抜き防止インソール)、軍手、ゴム手袋、帽子、カッパ(雨天時)、タオル、着替えなどの持参が必要。

「微力だが、少しでも片付けの手伝いができれば。継続して呼び掛けるので、未経験者が参加するきっかけになればうれしい」と仲村さん。

参加希望者は仲村さんまでフェイスブックメッセージで連絡する。

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