横須賀市西浦賀にある為朝神社で行われる「虎踊り」は、虎の舞だけでなく、歌舞伎や唐人踊りも取り入れた民俗芸能で、昭和51年(1976年)に神奈川県の重要無形民俗文化財にも指定されています。
踊りは、享保5年(1720年)に奉行所が伊豆下田から浦賀に移転した折に、一緒に伝えられたと言われています。虎は親子二体で、親虎には成人、子虎には青少年が二人ずつ入り、笛や太鼓に合わせて動きます。踊りは近松門左衛門の「国姓爺合戦」を題材に、唐子の踊り、虎の出現、暴れる虎の退治の場面から成ります。
【撮影日 平成24年(2012年)6月9日(土) よこすかの文化遺産を活かした地域活性化実行委員会】