ご当地グルメの飲食屋台などが集まるイベント「赤ちょうちん屋台」が11月15日・16日の2日間、姫路城を訪れる観光客らでにぎわう姫路駅北駅前広場で開かれる。主催は移動販売業、飲食店などが集まった「赤ちょうちん屋台の会」。
今回が初となる同イベント。姫路を訪れた観光客らが知らない人同士で交流してもらい、姫路の夜の楽しい思い出を残してもらおうと企画した。同会代表の三枝達矢さんは「ほかの観光地を訪れると赤ちょうちん屋台が並び、地元の人と気楽に交流できて楽しかった。姫路でも駅前広場を有効活用し、そうした雰囲気を作り、おもてなしをしたいと思い仲間に呼び掛けイベントを立ち上げた」と話す。屋台はメンバーがリサイクル店からリヤカーを手に入れ手作りで作り上げた。
屋台では、姫路名物の鳥肉やネギをポン酢であえた「ひねぽん」のほか、ご当地グルメの「姫路おでん」「播州屋台ラーメン」など温かいメニューを用意する。
ドリンクは、ご当地の地酒のほか、生ビール、チューハイ、ハイボールやソフトドリンク各種。今回は試験的な実施で使える電気容量に限りがあるため赤ちょうちん屋台の数は少ないが、年内には広場を管理する姫路市が使える容量を増やす方針とのことで、回を重ねるごとに屋台数も増やしていくという。
同イベントに合わせで開く手作り市「駅前マルシェ」では、アクセサリー、手作り雑貨、ポストカード、ランジェリーなどや占いコーナーが出店する。
三枝さんは「姫路では、屋台で飲食をする光景は珍しい。知らない人が隣同士になってコミュニケーションを取れる雰囲気が作れるとうれしい」と期待を込める。
開催時間は、赤ちょうちん屋台=12時~22時、駅前マルシェ=10時~18時。
【出典元】
姫路経済新聞