2014年4月、東近江市から20代の若者2人が、「地域おこし協力隊」の隊員として委嘱を受けた。2人は、東近江市・奥永源寺地区に移り住み、地域の活性化と、自身の定住を図る。奥永源寺地区は、高齢化率約48パーセントという限界集落目前の山村だ。
一方は、地域の特産品をゼロから作り出そうとし、また、もう一方は、かつて栄華を誇った特産品を復活させようと奮闘する。慣れない山村での生活、農作業、販路開拓、人間関係、時には、高齢化の進む集落で、人の「死」と向き合わなくてはならない場面も…
地域おこし協力隊の委嘱期間は、3年間。最初の1年目の姿に密着した。