県とセブン―イレブン・ジャパンは11日、本県産の常陸秋そばを使った弁当など5品をセブン―イレブン県内579店舗で23~30日まで発売すると発表した。
地産地消を狙いにした「地域活性化包括連携協定」の協定締結5周年を受けた取り組みの一環で、商品販売のほか茨城空港の利用促進などのキャンペーンも繰り広げる。
発売するのは、常陸太田市など奥久慈産の常陸秋そばを使ったざるそば▽城里町産ワサビを使ったおにぎり▽各漁協産のしらす弁当▽かすみがうら市産ブルーベリーの菓子▽行方市産サツマイモの菓子パン―の5種類。
セブン―イレブンが常陸秋そばを使用するのは初めて。
今回は県内工場で製造した約12万食を販売。
そば粉を提供するJA茨城みどり(常陸大宮市)の柏盛幸組合長は「専用の加工場や石臼を取り入れて供給できるようにした。多くの人に秋そばを楽しんでほしい」と期待を込めた。
県と同社は2008年4月に同協定を締結。メロンやわさび菜など県産食材を使った弁当や菓子を売り出し、一部商品は県内限定販売から全国に広がった。
同社の相賀裕子ゾーンマネジャーは「豊富な県食材から価値ある商品が生まれ、販売が進んだと実感している。食材を継続して使い、定着させたい」と話した。
このほか、航空券や県産品が当たる懸賞ほか、店頭での観光PRなどのキャンペーンが23日から5月末まで行われる。