『大好き!やまぐち』
【アナウンサー】
県内の学校給食では、県産の農水産物を多く使おうという取り組みが進められています。
今回は、学校給食での地産地消についてご紹介します。
~オープニングタイトルの映像~
~山口市立興進小学校の給食共同調理場の映像~
【アナウンサー】
朝8時、山口市立興進小学校の給食調理室に、食材が運び込まれてきました。この日は、地元で取れた水産物「マダコ」が給食で使われます。
他にも、県産の食材が多く使われます。
【アナウンサー】
学校給食での地産地消の目的は何でしょう?
【山口県ぶちうまやまぐち推進課 小岩 愛理(こいわ えり)】
子どもたちが、食や農林水産業に関する理解を深め、地元を愛する心を育てるきっかけになればと思っています。
【アナウンサー】
ご飯やパンは、特に県産にこだわっているそうですね?
【小岩】
現在、県内の学校給食のご飯、パンは、原料の生産、製造共に100%県産品を使用しています。
~小学校の教室で、漁協の職員・漁師がマダコの説明をしている様子~
【漁師 若村 勝桁(わかむら かつゆき)】
マダコは、夜になると夜行性ですから、お腹が空くから餌を求めて出てきます。
【アナウンサー】
この日、給食の前に漁協の職員、漁師さんによる地場産「マダコ」の勉強をしました。
【小学校の子どもたち】
「いただきます!」
【アナウンサー】
献立は、タコ飯・トウガンのごまあえ・みそ汁に牛乳です。マダコの他にも、地場産・県産の食材が多く使われています。
【子どもの感想】
家で食べているタコよりもおいしかったです。
【子どもの感想】
タコの色は、赤だと思っていたけど黒っぽい色が多かったので、びっくりしました。
【アナウンサー】
県産の食材を使う上で、こだわっていることはありますか?
【山口市立興進小学校 栄養教諭 吉富 恵子(よしどみ けいこ)】
それは、おいしい給食を届けることです。
おいしい給食を届けるためには、地元のとても新鮮な食材を、給食に四季折々にたくさん出すことだと思っています。
それを食べることによって、子どもたちが感性豊かに育つのではないかと願ってやっています。
【小岩】
県では、JAや水産関係団体と共に、学校給食での地産地消の推進のため、県産品購入に対する補助や、農林水産業の活性のための支援を行っています。現在、地場産食材使用率は、66.5%まで向上してきました。
【アナウンサー】
学校給食での地産地消は、子どもたちの地域への愛着につながり、農林水産業の活性化にも貢献できるんですね。