かつて平郡東線(旧平・現いわき~小川郷間、1914年開業)と平郡西線(郡山~小野新町間、1915年開業)が、それぞれ延伸して1917年10月10日に全線開通、磐越東線と改称されて以来、今年2017年で100周年を迎えた。
DE10重連+旧客4両の「磐越東線全線開通100周年号」運転の翌週10月15日、宮殿スタイル駅舎の神俣(カンマタ)駅前広場では滝根コミュニティセンターのリニューアルオープン記念くす玉割りを手始めに「磐越東線全線開通100周年」イベントが盛大に催された。
主な内容は①ステージイベント(太鼓演奏・ブラスバンド・フラダンス・漫才・歌謡・児童合唱・書道パフォーマンス)、②リカちゃんと記念撮影(田村郡小野町に人形製造工場リカちゃんキャッスル、旧タカラ福島工場・現リトルファクトリー株式会社)、③レトロバス乗車体験(神俣駅前~あぶくま洞間4往復、無料)、④ミニSL乗車体験(無料、石炭焚きの本格的なライブスチーム、きかんしゃトーマスがモチーフ・英国スタイルのフリーランスCタンク、安全弁とドレーンを吹かして猛烈な爆煙で疾走)、⑤あぶくま洞入洞料特別割引券配布(福引きのある本部では子供向けとの由、半券があればあぶくま洞で大鍋・あぶくま洞秋の振る舞い)、⑥駅弁販売など多彩(多種多様・十人十色)だ。
福豆屋の代表格海苔のりべんはTV深夜番組「マツコの知らない世界」東京駅で買える絶品駅弁特集にリストアップされ、著名な鉄道カメラマン櫻井寛(サクライヒロシ)さん推薦の駅弁だから振りの客で買っても間違いがない。
パンフレットでは海苔のりべん950円・ふくしま路おとなの秋ごはん1100円の2種類、実際は3種類150個限定販売。
福豆屋(フクマメヤ)と言えば、旧国鉄時代(在来線特急・急行全盛期)に郡山駅ホームで立ち売り販売しており、1924年(大正13年)創業の老舗だ。
海苔のりべん(ノリノリベン)とは海苔弁当の真ん中の多分に中層にも海苔があるから?
磐越東線沿線自治体主催(田村市役所滝根行政局、旧田村郡滝根町役場)としては終盤イベントなのだが、すこぶる変化に富んでいたのは重複を避けたからかも知れない。
レトロバスもといボンネットバスは全くの本物であり、この「1972年式いすゞTSD40」は五百目自動車工業(福島県郡山市中田町)の所有、しかも社長自ら出向いて運転。
相当に旧いバスを維持するのは大変であろうことは想像するに難くないが、自動車整備工場ならではのメリットがありますね。
日本時間2017年10月15日撮影、即日動画アップ。