浴衣を再利用した日傘作り講座が8月8日、二階町商店街の「着物レンタル城下町style」(姫路市二階町、TEL 090-9979-4141)で開かれた。
同店を運営する福田ひかるさんがレンタルに使えなくなった着物の再利用の道を模索しているときにハンドメード品を制作販売している「あかり工房まき」の大西まきさんと出合い、7月1日に「ツナガル着物の会」を発足。第1回主催イベントとして日傘作り講座を開いた。
参加者が各自愛用していた浴衣の生地を持ち寄り、ミシンなどの裁縫道具を使い、大西さんの助けを借りながら日傘に仕上げた。参加した松井悦子さんは「10代の時に自分で縫った浴衣をずっと捨てきれずに持っていたが、あれから50年近くたって日傘として新たに息を吹き返し、宝物ができた」と笑顔を見せた。
福田さんは「着物レンタルを利用し、街歩きを楽しんでくれる外国人観光客に土産物として持ち帰ってもらえるように、日傘やハンドバッグを作って販売したい。作り手として、高齢者の雇用も生まれたら」と話す。「着物を再利用したモンペも考えている。色鮮やかな着物の生地でモンペを作って、世界に広めたい」と抱負を語る。
次回は着物でハンドバッグを作るイベントを企画中。
【出展】姫路経済新聞
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