山陽電車姫路駅の近く御幸通りに接するフラワー通りに瓦割り専門店(姫路市駅前町、TEL 0120-15-1449)が6月22日、姫路ゆかた祭りに合わせてオープンした。
店舗面積は1坪。店主は同店に隣接するiPhone修理専門店を経営する松岡昇平さん。松岡さんは元建築業で最近ではいぶし瓦が使われることが減り、いぶし瓦が余ってきていることから、同ビジネスを思い付いたという。「瓦が少し欠けていても使えなくて、もったいない。捨てられる瓦を有効活用したいと思った」と話す。
瓦割りに挑戦した市内の美容師、田中宏明さんは10枚を見事に割った。田中さんは「瓦を割るとき、通り掛かりの人が立ち止まり、人だかりができて注目を浴びた。割った瞬間はスカッとして気持ちがいい」と笑顔を見せる。
松岡さんは「今までの最高記録は14枚で市内の歯科技工士の男性が割った。姫路は観光客も増えている反面、滞在時間が少ないと聞いている。滞在時間を増やす手段として遊び場を増やすことが効果的。瓦割りを姫路の名物として外国人観光客に広めていきたい」と語る。
1人がチャレンジすると次々に挑戦者が現れ、人だかりができるという。団体客や男子高校生は、友達同士で競い合うとも。
松岡さんは「今後は外国人観光客が集まる大阪の新世界や京都で店舗展開を考えている。世界の人に瓦割りの爽快感を広めたい」と抱負を話す。
営業時間は10時~20時。料金は、瓦1枚=500円、10枚セット=3,900円。
【出展】姫路経済新聞
https://himeji.keizai.biz/headline/1716/