<大規模合コンを成功させるために>
○大規模合コンを開催するにあたって、参考にした事例は?
・「宮コン」の事例は知っていたが、郊外都市の守山市にとって参考になるか、当初は疑問があった。ところが静岡県富士市のNPO法人東海道吉原宿が実施した「YWGP(ヨシワラ・ワクワク・合コン・プロジェクト)の成功事例を伺い、半年後の実施につながった。富士市では、NPO代表の佐野さんが大学生に「合コン」のやり方を教えるというスタンスで実施されていた(石上)
・テレビで見た宮コンのシステム・実施方法を参考にした(太田)
○大規模合コンの運営システム
・大規模合コンは、誰がお金を集めるかで2パターンに分けることができる。ひとつは、宇都宮市「宮コン」や富士市「YWGP」のように、飲食店からの声かけをきっかけに始まるパターンで、参加費は飲食店が集める。もうひとつは、「GTR」や「木屋コン」のように実行委員会のようなものを組織して実行委員会が参加費を集めるもの(石上)
・「GTR」は3人で実行委員会を組織し、250人の参加者分の店舗を貸し切りにしてお金を払うため、その3人がリスクを負担することになる(石上)
・飲み放題・食べ放題で複数店舗を貸し切りにするため、何人が行ったり来たりするかわからない状況が生まれる。その点をお店の方に理解していただくことが重要(石上)
・木屋コンでは、2回目以降、グループごとに1軒目、2軒目のお店を指定する「はしご酒」形式をとり、店舗内での座席も指定することにした(席替えは可能)。このシステムでは、時間・一席当たりの料金・人数を決めることができるため、リスクが減る(太田)
○GTRの特徴は?
・各お店ごとに、食材を工夫するなどして次回の来客につなげるよう工夫をされている(石上)
・50メートルのエリア内に集積している複数の飲食店で開催(石上)
・「婚活パーティ」のようにはしたくないため、「自己紹介タイム」を設けるような”仕切り”は入れていない。主催する側の仕事は「男性と女性をきっちり同数で揃えること」と考えている(石上)
・店舗の行き来も自由にしているため、定額料金で10店舗でも回ることができる。「飲む目的で参加する」という方もいる(石上)