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訪日数は大きく伸びておりますが、その恩恵を受けられているホテル・旅館は少ないようです。
なぜ、訪日外国人の方の予約が増えないのでしょうか?
人によっては
● 外国語が出来る人材がいない
● 外国人の方向けの料理がない
● 部屋が外国人の方の好みでない
などの問題を挙げる方もいらっしゃいます。
そのため、外国語が出来る人材を雇う・外国人の方が好む食事メニューを開発されているようです。
しかし、外国語が出来る人材を雇ったとしても、訪日外国人の方の予約には結びつきません。
根本的な原因があります。
それは、訪日外国人の方が、貴社のホテル・旅館を「知らない」からです。
弊社にご相談いただくケースでも、ホテルや旅館の問題点を口にされます。
ですが、そもそも、訪日される外国人の方が、貴社のホテルや旅館を知らなければ、予約が入る事は一生ありません。
・外国語が出来る人材
・外国人の方向けの料理
・外国人の方が好む部屋
などを準備しても、外国人の方が知らなければ意味はありません。
更に言えば、自店に来店される方が、どんな国・地域の方か見極めなければ、必要な人材も料理も分かりません。
大抵の場合、感覚だけで、必要なもの・事を判断されております。
まずは、訪日される外国人の方に、ホテル・旅館を知ってもらう必要があります。
訪日外国人の方が、ホテル・旅館を知ると、予約、プラス、様々な要望や、質問をいただく事が出来ます。
その要望や、質問が大きなヒントとなり、ホテル・旅館の改善に繋がるのです。
それでは何をすればいいのか?
弊社の答えとして「インターネット戦略」が重要と考えております。
そのインターネット戦略が重要な理由は、データからも明らかです。
■■ ネットの重要性を裏付ける4つのデータ
以下、観光庁「訪日外国人消費動向調査」内の4つのデータをご覧下さい。
① ツアー申込方法 ■
● ツアー商品や往復航空(船舶)券の申込方法では、「店頭(旅行会社や航空会社等)で申し込んだ(以下、店頭)」人の割合が全体の 33.8%
「ウェブサイトから申し込んだ(以下、ウェブサイト)」人の割合が同 60.9%を占める。
● 国籍・地域別では、「店頭」の割合がベトナムやインドで 5 割を超える。
「ウェブサイト」は韓国やフランス、スペインで 7割を超える。
② 出発前に得た旅行情報源で役に立ったもの ■
● 出発前に得た旅行情報源で役に立ったものは
「個人のブログ」(31.2%)
「自国の親戚・知人」(19.6%)
「旅行会社ホームページ」(18.5%)
「SNS」(18.2%)の順で多い。
「日本政府観光局ホームページ」は 16.4%
「日本政府観光局の案内所」の選択率は3.9%であった。
③ 日本滞在中に得た旅行情報源で役に立ったもの ■
● 日本滞在中に得た旅行情報源で役に立ったものでは、
「インターネット(スマートフォン)」の選択率が 68.1%と高い。
「インターネット(パソコン)」(20.2%)
「観光案内所(空港除く)」(17.0%)の順に高い。
④ 日本滞在中にあると便利な情報 ■
● 日本滞在中にあると便利な情報では
「無料 Wi-Fi」(51.1%)が最も多く
「交通手段」(47.1%)
「飲食店」(33.2%)
「宿泊施設」(25.2%)
「買物場所」(23.6%)
上記、データを見ていただければ、どれだけ、訪日される外国人の方が、インターネット情報を頼りにしているのか、分かるはずです。
そのため、ホテル・旅館への訪日外国人集客でも、インターネット戦略は外せません。
そうなると、大手の旅行サイトなどに掲載すればいいじゃないか?と感じる方も多いのですが、問題があります。
まず、旅行サイト内での競争です。
皆同じ、旅行サイトに掲載すれば、その旅行サイト内で、比較されるため、かなりの差別化か、もしくは、割安感などで勝負しなければいけません。
そこで、活躍するのが、自社海外向けホームページです。
自社のホームページで、ホテル・旅館の良い所などを、外国人の方にもアピールする事で、集客に繋がるのです。
その上で、旅行サイトなどのデータに載っていない宿を探す外国人の方も増えております。
特に、訪日のリピーターの方は、旅行サイトに載っていない宿に泊まりたいと、探している方も多いと、アンケートなどのデータからも明らかです。
訪日外国人の方の予約や来店を増やしたい方は、必ずインターネット戦略を活用されるべきです。
訪日外国人の方の情報収集は、インターネットを利用している事が分かっているため、しっかりとインターネット上に、ホテル・旅館の情報を掲載しておく必要があります。
自社の海外向けホームページを上手く運営出来ている宿と、そうでない宿には大きな差が生まれます。
訪日外国人の方の予約がないのは、ホテル・旅館に魅力がないわけではありません。
昔ながらの日本のホテル・旅館に泊まりたいと言われる外国人の方は非常に多いです。
訪日外国人の方の予約がない
↓
店舗の改善ではなく、まずはインターネット戦略をご検討下さい。
いくら店舗に手を加えても、訪日外国人の方の予約がなければ意味がありません。
多くの方が、戦略を間違えております。
店舗の改善をするにも、訪日外国人の方の意見があってこそです。
勘で、店舗を改善するのはリスクしかありません。人材を雇うのも同じです。
● どんな国・地域の方の予約があるのか?
● どんな要望があるのか?
見極めてから、店舗の改善です。
海外向けホームページを持っているホテル・旅館は稀です。
最近では、多言語化されたホテル・旅館の海外向けホームページを見る機会は増えましたが、集客出来ていなければ宝の持ち腐れです。
もし、ホテル・旅館の方で、海外向けホームページを持っていると言われる方は、どんな国や地域から、どれだけのアクセスがあるのか?ご確認下さい。
アクセスが少ないのであれば、ネット集客の改善が必要です。
2020年に向けて、益々、訪日外国人の方は増えるはずです。
その訪日外国人の方の集客を成功させるには、行動パターンからも、インターネット戦略がかかせない事は明らかです。
是非、ホテル・旅館の方で、訪日外国人の方の予約を増やしたいと考えているのであれば、海外向けホームページを活用される事をご検討下さい。
現時点で、日本のホテル・旅館で、海外向けホームページを活用出来ている企業は、ほとんどありませんので、ライバルの少なさを加味してもインターネット集客は狙い目と言えます。
訪日外国人の方が、どうやってホテル・旅館を探しているのか?
理解する事で、自社が行わなければいけない戦略が見えてきます。
数年後には、ホテル・旅館でも、海外向けホームページを活用した訪日外国人集客が、当たり前となります。
その前に、海外向けホームページを活用される事をご検討下さい。
2019年に、慌てて、海外向けホームページを構築するホテル・旅館が増えるはずです。
それでは意味がありませんので、今から海外向けホームページの構築・運営をご検討下さい。
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