今から四百十数年前、豊臣秀吉が朝鮮に出兵した時、薩摩藩も参加したが秀吉の急死により全軍引き揚げとなり薩摩藩の島津義弘も帰還しました。その折、島津の戦功を祝福して領内の各地で色々な踊りが踊られ、その一つが棒踊りであると伝えられています。その後、家内安全や五穀豊穣を祈願して祭りや行事等で踊り継がれてきたものです。戦時に中継していたものを戦後、野尻町内の青年や有志によって復活され、途中一時途切れたものの平成10年旧野尻町の指定無形文化財になったのを機に再発足し、野尻小学校の生徒たちと地域の連携を深めることや地域の活性化を目的に保存会が活動しています。
「新地馬場棒踊り/新地馬場棒踊り保存会」(第5回小林市郷土芸能フェスティバル)
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