『絶滅危惧-長崎文化再生事業』とは、開港以来、長い歴史のなかで育まれてきた「長崎文化(町人文化)」を再生し、未来の長崎のまちづくりに活かしていこうとする事業です。
平成28年度、市民活動団体である「長崎町人町プロジェクト」が提案し、「長崎市まちなか事業推進室」と協働して実施しました。
この事業では、絶滅が危惧される長崎文化の調査、取材などを行い、これを冊子にまとめシンポジウムなどで紹介しました。
また、長崎町人町プロジェクトは長崎に「町人・職人のまち」が生まれた年を1625年(寛永2年)と考え、これから数えて400年目の2025年を「吉祥年」と位置付け、伝統を継承しながら、従来の「まち」としての魅力が輝き続けていくことを願って歳時に併せて各種イベントも開催しました。
このような取り組みを通じ、価値のある町人文化を再生していくことで、今後、町人文化を活かした商品やイベント、建物などが創造され、商業活性化に寄与していくことが期待されています。