きょう、池袋東口にオープンしたのは、焼きたてカスタードアップルパイの専門店。作り置きはせずに、店内で作った焼きたてのアップルパイを提供します。144層にもなる自家製パイ生地には、オリジナルブレンドの小麦粉と北海道産のバターを使用しています。そして中のカスタードクリームは生地を先に焼いてから入れる後入れ方式で注入。その後、もう一度焼くことでとろけるカスタードクリームとサクサクの食感が楽しめるアップルパイになっています。お客さんは「おいしいです。カスタードクリームがたくさん入っていて満足」や「駅から近いし土産にもいい」と話しました。
チーズタルトの専門店を運営する会社が新業態として始めたこの店。「池袋」を選んだのには理由がありました。木戸場昇店長は「池袋駅は乗客客数が第2位という、大変人通りの多いリッチなのと、路面店に近いようなお店は1号店としてふさわしい」「焼きたてを提供しているので買ってすぐ食べていただければと思います」と話しました。
池袋駅はJR東日本エリアの駅別乗車人数ランキングで、新宿に続いて第2位の巨大ターミナル。そんな池袋の街にもっと人を呼び込もうと先週から始まったのが池袋東口フードフェスティバル。このイベントは池袋東口にある4つの大型商業施設が、一緒になって池袋の街をアピールする企画として、初めて合同で開催しました。初日のイベントには各商業施設のキャラクターも登場し街の人にイベントをアピールしました。各施設のレストランとカフェで出すメニューには共通のテーマがあります。色鮮やかなグリーンの食材を使った麺類は東口から伸びるグリーン大通りをイメージ。桜を使ったスイーツは豊島区のシンボルマークにもなっている「ソメイヨシノ」をイメージしています。共通のテーマを掲げてイベントを行うことでそれぞれの商業施設だけでなく、街の持つ魅力を知るきっかけにしてもらう狙いがあります。
西武池袋本店の仲野さんは「今回初めて池袋の東口にある商業施設にお声をかけさせていただいて皆様の賛同をえて今回実施しました」や「お互いにPRしあえば、もっと池袋を知る機会がイベントなどで提案できるのではないかと思い、行いました」話しています。
今回の合同フェアに参加する池袋パルコは、レストラン街にある15店舗でこのフェアを実施。合同でのイベントに、相好効果を期待します。池袋パルコの中川さんは「4社ともお客様の層が違っているので西武のお客様がパルコに行ったり、相好効果が見られるのですごくいいイベント」と話します。
食で人を街に呼びこみたい、企業の垣根を越えた取り組みははじまったばかりです。池袋東口フードフェスティバルは今月21日まで開催中です。