■県内初
日本ロマンチスト協会(本部・長崎県雲仙市)と日本財団(東京都港区)が提唱する「恋する灯台プロジェクト」で、下田市須崎の爪木埼灯台が「恋する灯台」に選ばれ、立地する下田市が「恋する灯台のまち」に認定された。ロマンチックな視点から灯台を生かしたまちづくりを推進するため、30日に下田市敷根のサンワーク下田でワークショップを開く。
灯台をロマンスの聖地として再価値化し、各地のまちづくりを支援するプロジェクト。「恋する灯台」というキーワードを軸に、地域が主体となって盛り上げていく機運を高め、灯台への集客アップを図る。
全国の灯台の中から2016年に21灯台、今年6月1日に爪木埼を含め10灯台が追加認定された。県内での認定は、爪木埼灯台のみ。
同協会の協会員(約1600人)の中から選抜した「ロマンス宣教師」を中心とした選考委員会(10人)が「場所(非日常感)」「歴史(物語感)」「道のり(到達感)「ロマンチック(創造感)」「景観(最果て感)」「形(造形美感)」―の6点を基準に選定した。
ワークショップは、市内の観光商工団体、地元須崎区、まちづくり団体などから15人程度が出席する予定。デートにふさわしい市内のスポット情報を持ち寄って意見交換し、二人の仲が深まる約10個のクエスト(ここでしか味わえない体験)を創出する。
そのクエストから既存の観光ガイドとは異なる観光フライヤー(ちらし)を製作する。
11月1日には、東京の日本財団で「恋する灯台サミット」を計画している。
【写説】「恋する灯台」に認定された爪木埼灯台=下田市須崎
【出展元】
伊豆新聞